注目の職種「Webマーケター」で年収1000万円を目指すことは可能なのでしょうか?
結論から言うと、Webマーケターで年収1000万円は目指せます。
ただし、何も考えずに到達は難しいです。
到達する可能性のあるキャリアパスを知り、それを選ぶ必要があります。
この記事ではWebマーケターとして、年収1000万円に到達することが可能なキャリアパスを4つほど紹介したいと思います。
Webマーケターで年収1000万円 4つキャリアパス
未経験からWebマーケターを目指す際は、Web広告業界から入るのが最適ルートの一つだと考えています。その点は、以下の記事もご参照ください。
早速ですが、Webマーケター、特にWeb広告業界からスタートした場合の年収1000万円を目指すためのキャリアパスを図でまとめてみました。
Ⅰ 内部昇進で執行役員以上を目指す
1つ目の年収1000万円へのキャリアパスは、就職したWeb広告会社で内部昇進をすることです。
スタートアップ~中堅規模の会社であれば、年功よりも実力で昇進が決まります。
ただWeb広告会社の場合、年収1000万円を超えるのであれば、高い役職が必要になります。
ものすごくざっくりな年収レンジで言うと、以下のようなイメージです。
- 未経験スタートの広告運用担当:350万円~500万円
- チームマネージャー(課長クラス):450万円~600万円
- 事業部長:600万円~800万円
- 執行役員~取締役:800万円~1200万円
筆者の会社でも、別業界からの未経験転職者が、入社2年後には事業部長になり、3年目から執行役員となった実績があります。(今も現役の役員として活躍中です)
Ⅱ セールスにポジション変更をしてインセンティブ賞与を得る
役職を上げなくとも、セールス(営業)にポジションを変えて、インセンティブ賞与を獲得することで年収1000万円を超えることも可能です。
Web広告業界のセールス担当者には、
売上総利益(もしくは営業利益)の○ ○ %をインセンティブ賞与として支給
といったプランが提示されるケースも多いです。
筆者の会社での実例として、半期のインセンティブ賞与が500万円を超えたセールス担当もいました。
外資かつ、業種違いではありますが、セールスとして以下のTweetの明細は、あり得る話です。
インセンティブゆえ、売れない時は出ません。
それでも1000万円超えの可能性は十分にあるキャリアパスの1つと言えます。
Ⅲ 外資系のWebマーケティング関連会社に転職する
Web広告業界で言うと、日本企業の給与水準は、グローバルと比較すると低いです。
つまり、同じ業種と職種であっても、外資系の企業に転職することが出来れば、給与水準が上がる可能性があります。
経験上、同じ役職であっても外資企業だと年収100万円~500万円くらいの差が出てくることもあります。
未経験でも英語で対応ができる(=直接の上司が海外にいて、英語での業務報告ができる)場合、年収500~600万円からキャリアスタートするケースもあります。
外資系企業に転職ができれば、マネージャークラスであっても年収1000万円を突破できる可能性が大いにあります。
外資企業のデメリット
- ビジネスレベルの英語力が必要(レポートラインが海外ということも多いです)
- 本社が米国だと深夜~早朝での会議が必須
- パフォーマンスが低調だと解雇(退職勧告)もありうる
- 日本市場からの撤退により日本オフィスの全員が職を失う、といった場合もある
といったコントロール出来ないリスクもありますが、外資企業で一度活躍できると、次の職にも得やすくなります。(次も外資になりますが)
Ⅳ 副業フリーランスで案件獲得
繰り返しになりますが、Webマーケター、特に広告運用担当は本当に深刻なレベルでの人手不足です。
これまで正社員でメンバーを揃えようとしていた広告会社も、積極的に業務委託でフリーランスの人たちに仕事を依頼するようになってきています。
Web広告会社での実務経験があれば、副業であっても案件獲得がしやすくなってきています。
筆者の知人の中にも、国内の上位代理店さんから、業務委託契約を直接獲得したりしています。
最初は本業と副業の業務委託を組み合わせて年収1000万円を目指し、副業が紹介案件で回るようになってきたら本格的な独立を考えると良いかもしれません。
まずはWeb広告業界でキャリアを積む
今、特に、未経験でもWeb広告業界でのキャリアを開始するチャンスが多くあります。
- Web広告、特に広告運用担当は慢性的に人手不足が続いている
- 業務経験者の採用は極めて難しい状況
- Webマーケティングに適正がありそう or 他業種でも似た経験がありそうなら未経験でも採用される可能性がある
- コロナ流行で縮小した広告需要が回復傾向にあり、更に人手不足が深刻化していて、更に積極採用中
以下の記事で、筆者の会社に実際に未経験で入社したメンバーの前職の職種と、その後のキャリアアップ先について解説しているので、覗いてみてください。
そもそもWebマーケティング業務が自分に合っているかどうか不安な方は、この記事も参考にしてください。
もしWebマーケティングにチャレンジしたい、Webマーケティング業界で高年収を目指したい、ということであれば、まずは広告業界に強い転職エージェントなどと、面談してみて、すぐに作戦を立てていくのが良いかと思います。
広告業界の転職エージェントといえば「マスメディアン」
Webに限らず、広告業界に携わる人であれば、ほとんどの人が名前を知っているのが、業界特化型の人材紹介サービス「マスメディアン」です。
筆者の会社もこれまでにマスメディアンさんから、数名採用しています。業界未経験でしたが、数年で他の会社にキャリアアップしていきました…(泣)
まとめ
あらためて、年収1000万円を超えるためのキャリアパスを見てみます。
コロナ流行から立ち直りつつある、今は求職者の売り手市場です。
未経験からチャレンジするのなら、この市況が続いているうちに最初の一歩を踏み出すことで、より有利な最初の一歩になると考えています。
より多くの方がWebマーケティング、Web広告にチャンレンジしてくださることで、周り巡って筆者の会社でも人手不足が解消されてくることを期待しつつ。