40代でも挫折しないプログラミング学習の始め方

プログラミング学習の挫折経験者は8割以上(※1)。プログラング学習と挫折はつきものです。
40代からはじめるプログラミング学習において、挫折しがちなポイントと、挫折を避けるための手段、そして、AppsScriptを学習言語としてオススメする理由を解説していきたいと思います。

※1 合資会社東京フリーランスのプレスリリースより

目次

40代でも挫折しないプログラミング学習の始め方

Youtuber, ブロガー, 脚本, やけくその, 想像を絶する, Uncreative, 作家のブロック

元も子もない言い方をしてしまうと、それぞれの人によって挫折するポイントは異なると思います。ただこの記事では、私自身の経験として、実際にハマって心の折れかけた点を紹介させていただきます。

環境構築の時点で難しい

プログラミング学習を始める際の最初の壁が環境構築です。本やサイトの説明にそって構築作業をしていても、初学者にとっては、「何をしているのか(させられているのか)がよく分からない」という状態になりがちです。

そんな状態で何とか手順をこなし、いざターミナル画面(コマンド打つ黒画面)で指定された文字を入力してみてエラーが出たりすると、その原因特定も困難になります。

初学かつ独学となると解決も難しく、意気揚々と学習をしようとしていたモチベーションが一気に削がれてしまいます。

そして数日放置の後に、プログラミングに触れなくなってしまうというは、よくあるケースです。

ゴールが遠くて成果が見えづらい

「プログラミングは誰でもすぐに出来るようになる!」というメッセージは盛っています

マーケティングメッセージです。実際に学習を始めてみて想像していたよりも難しくて、挫折してしまうこともあるかと思います。

副業もしくは転職がゴールとなると、その過程であるプログラミング学習には、長い時間が必要となります。

そうなると、初学の段階においてはゴールまでの距離が遠く、その途上においても成果が見えづらくなってしまいます。仕事でも趣味でも何でもそうだと思うのですが、成果の見えない状態で取り組み続けるというのは、中々に難しいです。

直接質問したり相談したり出来る環境がない

独学で学習をしている人に特に多いのが、エラーが解決でなかったり、曖昧にしか理解出来ずモヤモヤしている状態を解決できずに挫折してしまうパターンです。

サポート付きのオンライン学習や、スクールに通うなどして、質問や相談ができれば解決するような課題であっても、独学&初学だとそこから抜け出せずにプログラミング学習を諦めてしまうことも。

挫折を避けるための手段

良いアイデア, 考え, ライト, バルブ, 電球, 仕事, 良い, 視覚化, ゴール

次に挫折を避けるための手段ですが、正直なところ、挫折ポイントの逆を言っているだけです。ただ、そういったポイントを最初の段階から理解した上で、プログラミング学習に臨んでいけば、よりスムーズに学習を行うことができるはずです。

すぐに動かせる環境がある方法で学習をはじめる

普段使っているブラウザや、アプリからすぐに開発環境に移ることが出来る言語やサービスを選択すると、環境構築という立ちはだかる壁を避けられます。

開発環境を立ち上げて、すぐに「Hello World」(プログラミング学習では定番の最初に表示させるフレーズ)を表示できれば、スムーズに学習のスタートをきることが出来ます。

今日の仕事に役立つようにする

我々、現代人はすぐに目に見える成果、フィードバックを欲しがちです。

SNSに投稿した後はすぐにリアクションが気になりますし、アプリゲームであっても初期段階でどんどんレベルアップしていくような設計が好まれたりしています。

目に見える成果があることで、人のモチベーションを維持することもできます。

なので、最終的なゴールを見据えつつ、身近なゴールを設定するのが良いと考えます。掲題のとおり、今日の仕事に役立つものをプログラムしてみる、ということをおすすめします。

具体的には次のような仕事を探してみて、プログラミングで改善することを考えてみるとよいです。

初期段階のプログラミング学習で改善出来るかもしれない仕事
  • 定期的に繰り返しで発生する単純な作業
  • 1回あたりの作業時間があまり長くない作業
  • 自分が面倒くさいと思う作業

自分の作ったプログラムが動いて、実際に仕事に役立つという実感を得られると、次々と同じように効率化、省力化をしてみたくなり、それが挫折を回避し、学習の継続につながっていきます。

周りの人のためになるものを作ってみる

プログラミング学習を始めようと考えている方の多くは、

  • 自身のスキルアップをしてキャリアを積んだり、転職して収入を上げたい
  • プログラミングスキルを使った副業を得て、収入を上げたい

といったことがモチベーションになっているかと思います。

収入を上げるために何か努力をするという姿勢自体、とても大切なことだと思います。そのために具体的な方法を考えて、行動を開始している時点で、すでに一歩進んだ状態です。


ただ、次にプログラミング学習に挑戦する際は、もう1つだけ

プログラミングスキルを使って、周りの人の役に立ちたい

ということを「挑戦する理由」に追加してみて欲しいと思います。

一緒に働く上司、部下や同僚の仕事を観察して、何か楽になりそうなものをプログラミングしてみてください。

そうすることで、人が必要としている機能に関するフィードバックを貰えたり、何よりも役に立つものが作れれば、ありがとう」という感謝の言葉を貰うことが出来ます

「ありがとう」と言ってもらえるだけで、その日の気分やモチベーションは上がります。

社内の年間MVP発表といったイベントが盛り上がったりするのも、賞賛が大きなモチベーターになる証だと思っています。

そうった感謝が貰いやすいものを、プログラミングの学習素材として成果物として出していくことで、プログラミング学習の挫折を避けることが出来るようになります。

実際、私自身も上司やチームメンバーのために作った機能を喜んで使ってくれるのは励みになっていますし、過去に作ったプログラムが10年くらい使われているのを聞いたりすると、我が子が褒められているような気分になり、本当に学習して良かったと感じたりしています。

挫折をしないためApps Scriptを学ぶ

インターネット検索エンジン, ラップトップ, ネットブック, ノート, サムスン, ソフトウェア

まず結論から、、、

プログラミング学習における挫折を避けるために、GoogleスプレッドシートでApps Script(アップスクリプト)の学習をオススメします。Apps Scriptに関する基礎は、別記事でも書いていますので、参照してみてください。

App Scriptの特徴は、挫折を回避するのにはもってこいです。

Apps Scriptで挫折を回避できる理由
  • Googleスプレッドシートの画面から開発環境を開けば、すぐにプログラミングを開始できる
  • 普段使うことの多いスプレッドシートに紐付いているので、やっている作業の効率化を行いやすい
  • スプレッドシートは、共有して他の仕事仲間と使うケースが多く、プログラミングの成果が他の人にも見えやすく、役立ちやすく、フィードバックを貰いやすい

Excel VBAとの比較

正直なところ、さきほど挙げた「挫折を回避できる理由」はEXCELで使用できるVBA(マクロ)にも、同じようなことが言えます。

普段使っているものがEXCELのみであれば、VBAを学習することも良いと思いますが(管理人自身は、未だにVBAも大好きですので)、VBAと比較したときに、Apps Scriptには、以下のような選ぶ理由があります。

Apps Scriptを選ぶ理由
  • スタートアップなど若い企業では、使用する表計算ソフトの中心がスプレッドシートに移ってきている
  • Web上で動くので、Windows、MacのOSの垣根なく動かせる(VBAの場合、Mac OSだと同じように動かないケースもあったりします)
  • JavaScriptの派生的な言語であり、Apps Scriptを学ぶとJavaScriptも概ね理解できるようになる
  • Webのフロントエンドで採用されている技術は、JavaScriptを元にしたフレームワークやライブラリ(React、Vue、Angular、JQueryなど)が幅を利かせている
  • かつ、フロントエンドエンジニアは非常に枯渇しており(実際、業務委託の方含めて全然見つからず困っています)、ある程度でも習得していれば引く手あまたになりうる

あくまで私見ではありますが、Apps Scriptから始めて、JavaScript => フロントエンドエンジニアというのは、将来性のあるルートだと言えます。

ちなみにVBAは、マイクロソフトのVisualBasicという言語の派生版です。VBAが触れる人材の価値は依然として高いと思いますが、そこからVisualBasicのプログラマーとして道を進もうとしても、仕事を見つけるのはちょっと大変かもしれません。

ただ、2021年になってExcelオンラインで、TypeScript(これもJavaScript の派生みたいなもの)を使った、マクロ作成ができるようなってきたりしているので、それに挑戦してみるのは面白いかもしれません。(Excelオンライン自体を普段使っていれば、、、ですが)

学習方法

図書館, 本, 本棚, 文学, 読む, 本の虫, 知識, 情報, データ, カレッジ, 大学, 学ぶ, 教育

以前のプログラミング学習の王道は、書籍やWebサイトを選んで、それを読んで、その内容に沿って学習を進めていくことでした。

ところが、ここ数年でその学習方法は、大きく変わってきています。皆さんも実感していると思いますが、今では何かを学ぶ際は、動画やオンラインサービスがその中心的な役割を担うようになっています

オンライン動画「Udemy」で基礎固め

オンライン動画で学ぶときは、YouTubeは大いに役立ちます。ただ、YouTuneよりもよりプロフェッショナルな教材を求める場合は、Udemyというサービスを使ってみるのをオススメします。

Udemyオススメポイント
  • 有料提供を前提としているので、講師の本気度が高く、カリキュラムの品質も高い
  • お金を払った視聴者により、本気でレビューされているので、視聴前にじっくりとカリキュラムを選べる
  • 学びたいカリキュラムだけ選択し、そのカリキュラムだけ購入できる(入会金や月額費用は一切なし)
  • 価格の高いカリキュラムも、よくセールをやっているので、その時を狙えばコストを抑えられる

下にあるのが、実際にある講座です。

11月29日-12月2日までサイバーセール実施中!

  • udemy-appsscript-001
    【新IDE対応】Google Apps Script(GAS)の基礎を完全習得


先程も触れた通り、Udemyは登録は無料です。まずは会員登録をしてみて、どんなカリキュラムがあるのかを眺めてみるのも良いかと思います。(ちなみに英語のカリキュラムの方が多いので、ついでに英語勉強も出来たりします)

プログラミングスクールの無料相談を受けてみる(40代は注意!)

ここまで長く説明してきていますが、挫折しがちなポイントの大きな要素である「直接質問したり相談したり出来る環境がない」の解決が出来ていません。

職場などの身近に熟練者がいない場合は、外部の熟練者に頼るというの方法しかありません。以前であれば、学習している言語のオンラインコミュニティに質問をしてみたり、会社であれば外部講師を招聘するなどの手段が主だったものでした。

正直いずれの方法も、心理的なハードルや経済的なハードルの高いやり方でした。ところが最近であれば、副業×プログラミング学習のブームに乗り、プログラミングスクールやコーチングサービスが次々と誕生してきています

ただ、40代以上の方は注意が必要です!

プログラミングスクールには、卒業後の就職を補助、もしくは就職を保証していることをアピールポイントにしてるものがあります。非常に魅力的なポイントですが、1つ落とし穴が、、、このメリットを享受できるのは20代 or 30代までだったりします。

画像
実際の説明画面の切り抜き

就職までサポートしているスクールは、卒業生を企業に紹介する際に得られる手数料収入を期待していたりします。

その手数料収入を得るのが難しい40代はあまり歓迎されないかもしれません。

なのでここでは、就職保証をせず、40代以上でも歓迎しているスクールを紹介させていただきます。

筆者が実際に問い合わせやカウンセリングを受けてみて、即レス&対応が良い感じで、歓迎されている、、、、と感じたスクールになります。

無料体験、相談受け付け中!
無料体験、相談受け付け中!

最後に、、、

プログラミング学習には挫折ポイントが沢山あります。

学習は思った以上に大変ではありますが、今ではやりやすい手段も多く出てきています。

それらを駆使して、習得することができれば、皆さんのお仕事に良い変化が現れることは間違い無いと思っています。より楽に、良い仕事が出来ることを願っております。

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